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【Indeed広告徹底解説!】IndeedがCVトラッキング廃止

【Indeed広告徹底解説!】IndeedがCVトラッキング廃止を決断!その詳細と、どう対応すべきかを解説します

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皆さんこんにちは!オンサイトのCMO・唐松です。

Indeedが日本に上陸する前から、Indeed広告を運用しているオンサイトが、その広告運用ノウハウをチラ見せするこのシリーズ。今回は、先日発表された、IndeedのCVトラッキングサービス終了について解説します。

皆さんは、2021年10月 1日をもって、CV(コンバージョン)トラッカーのサービスを終了するとしたIndeedの発表をご存知でしょうか?

IndeedにおけるCVトラッキングとは、求人広告を見た求職者が、実際に応募した割合などの把握をすることを指します。この仕組みに必要なcookieが、「ITP」によって制限されるようになりつつあります。「ITP」については それだけで大量の記事が書けてしまうようなテーマなので、気になる方はGoogle先生に聞いていただくとして…。

まず、ハッキリしておきたいのは、今回のIndeedの決定で影響があるのは、Indeedから自社求人サイトに遷移している場合のみで、「直接投稿」「Indeed エントリー」のような、Indeed内でCV完了まで完結する場合は、CV計測はいままで通り可能です。

IndeedCV終了

なぜcookieが制限されるようになったのか、CVトラッキングに変わる計測方法はあるのか。この点をズバリ解決していきます。

CVトラッキングがなくなる理由

CVトラッキングに欠かせないcookieは、CVの計測だけでなく、リターゲティング広告にも利用されています。

cookieにはユーザーがどこのサイトを閲覧したのか、という情報が蓄積されています。過去の閲覧履歴に基づいて、ユーザーの興味関心を引く広告が表示される仕組みがリターゲティング広告です。

しかし「ユーザーの許可なく、勝手にサイトの閲覧行動が広告に利用されているのは、プライバシーの侵害なのではないか!」と国際的に問題視されました。

世界的に広がるプラバシー保護の影響を受け、AppleはiPhoneのiOSの初期設定でブラウザ「Safari」によるcookie制限を開始しました。さらにChromやFirefoxなどの主要ブラウザもトラッキング機能の仕様変更を行なっています。

下記のCMを見たことある人も多いのではないでしょうか? これがまさに上記の内容です。

AppleのCMより

以上の流れにより、cookieを利用したCV計測の精度は著しく悪化しており、Indeedだけでなく、GoogleやYahoo!の広告もCV計測精度が悪化しています。

これを踏まえてIndeedは、コンバージョントラッカーの廃止という極端な決定をしました。これは、非常に衝撃的な事態で、GoogleやFBなどでも、ここまで極端な決定は現状できないと思います。

Indeedでは「Indeed内でCV完了まで完結する」という掲載方法があり、かつ、それをIndeedとしては今後強化していきたい、という意図があるからこそ、この決定が可能だっと考えられます。

IndeedのCV代替方法

CVトラッキング廃止後の代替策として、Indeedが推奨している方法が 4つあります。その 4つを以下で解説します。

応募開始数での効果計測

Indeedは 6月から「応募開始データ」の提供を始めました。

これは、有料広告をクリックした後に、詳細ページの「応募画面に進む」や「応募先へ進む」などのボタンをクリックした数が「応募開始数」としてカウントされます。

応募開始数以外にも、「応募開始率」「平均応募開始単価」など、新たな視点でデータ分析をすることができるようになります。「応募完了」とは異なりますが、応募完了に近い数値として、これらを成果と仮置して運営するという方法です。

直接投稿によるIndeed内完結で計測

これを気に、直接投稿に切り替えて、Indeed内で応募完結させて、CV計測をするという方法です。

これにより、自社求人サイトを使用しなくても求人広告を掲載することができ、Indeed内で応募完結まで可能となりCV計測が可能になります。

Indeedエントリーに対応したATSへの切り替えによる計測

Indeedエントリーに対応したATSを利用することで、Indeed内で応募完結まで可能となり、CV計測ができるようになります。

ATSがIndeedエントリーに対応しているか、ATSを導入検討する際の確認ポイントとなるでしょう。ここで注意すべきは、「ほとんどのATSは、Indeedエントリーか否かを選択できない」という点です。ONOFFで切り替えられるようなものではなく、ATSによって、対応が決まっている場合が多いです。

Google Analyticsなどの外部ツールで計測

Google Analyticsはcookie規制による影響を受けません。

Indeedから自社求人サイトに遷移させている場合は、Indeed管理画面側にパラメータを設定することで、キャンペーン単位でのCVを計測することができます。しかもGoogle Analyticsによる計測は、Indeedがこれまで提供していたCV計測方法よりももともと計測精度が高く、Indeed以外の広告も横断的に同じ精度で計測することが可能です。

今後のとるべき施策

以上の 4つの代替方法の中から、どのように今後進んでいけば良いでしょうか。

結論から言えば、現在、自社求人サイトに遷移させているアカウントについては、Google Analyticsでの計測に切り替える、の一択です。もともと、媒体管理画面の応募数は、実際の応募数とは 3-4割の乖離があり、Google Analyticsの応募数は、その乖離が誤差の範囲です。

基本的に事業判断に利用する数値はGoogle Analyticsを採用すべき、というのが、WEBマーケティングにおける一般的なスタンスです。

つまり、

  • 自社求人サイトはIndeedよりも採用率が高いので、直接投稿などのIndeed応募完結への切り替えはしない
  • Indeed依存の回避の意味でも、自社求人サイトへの流入は継続
  • もともと媒体を横断した予算差配などの判断は、精度の高いGoogle Analyticsの数値を利用するのが一般的

となります。

オンサイトの対応

オンサイトでは、この流れに対応して、Google Analyticsを利用して計測する体制に整えています。

キャンペーン単位では、Google Analyticsで計測できるようにパラメータを設置しており、10月からは、レポートのCV数をGoogle Analyticsでご報告予定となっています。

さらに年内には、自社の「アドミル」とGoogle Analyticsを連携させ、アドミル上でGoogle Analyticsの応募完了数が表示される機能を追加する予定です。

まとめ

cookie廃止の流れは今後も止まりません。広告のCV計測も、Google Analyticsでの計測が主流となるでしょう。

Indeedでは内部完結できる方法を推奨するため、CVトラッキングを廃止する思い切った決定を下しました。事業を成長させるためにも、Indeedに依存することなく、自社求人サイトに遷移させGoogle Analyticsによる計測を目指し、採用率を上げていきましょう。

オンサイトでは自社求人サイト運営のノウハウを蓄積しており、いち早くGoogle Analyticsによる計測を着々と進めています。さらにエンジニアと連携し新たな機能も追加していく予定です。

Indeedの広告運用を任せてみたい、とりあえず話だけでも聞いてみたいなど、運用に関してお困りの方はぜひオンサイトに問い合わせください!

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