【Indeed広告徹底解説!】求人原稿が非掲載になる⁉︎気をつけるべきIndeedのNGワードとは
皆さんこんにちは!オンサイトのCMO・唐松です。
Indeedが日本に上陸する前から、Indeed広告を運用しているオンサイトが、その広告運用ノウハウをチラ見せするこのシリーズ。今回は、IndeedのNGワードについて解説します。
皆さんは、Indeedが求人広告の審査基準が厳格化していることをご存知でしょうか? それに伴い、ある特定の文言が記載されていると、Indeedで求人原稿が自動的に非掲載になるような事態が発生してます。
弊社のクライアント様からも、「今まで掲載されていた求人がいつの間にか消えている!」というお問い合わせが少なからず増えてきています。
なぜIndeedは基準を厳格化したのか。どんな表現だとNGと判断されるのか、問題なく掲載されるにはどんな表現を使えばいいのか。その点を詳しくご紹介していきます。
Indeedが審査を厳格化した理由とNGワード
Indeedは求職者の使い勝手を第一に考えており、最適な求人情報が表示されることを優先しています。
「一職種一勤務地」や「タイトル=職種」を前提にすることで、各求人を判別しやすくしたり、職種を探しやすくする工夫で、求職者ファーストを掲げています。
同時に、外資系企業でもあるIndeedは、国内資本の媒体社と比較して、差別表現に厳格に対応する動きがあります。「LGBT」や「BLM」などの国際的な流れに呼応する形で、性差や国籍などによって就業機会が限定されないようにサービスを進化させています。
そのような背景から、より多くの求職者により多くの機会を与え、求職者に価値ある情報を表示させるために、Indeedは「ある文言」が記載された求人情報を非掲載にするなどして、審査基準のクオリティを強めました。
では、その「ある文言」とはなんなのか。具体例を見ていきましょう。
特定の年齢層への制限
年齢を優遇・排除するような表記はNGワードとなりました。
「XXX歓迎」のように、
特定の年齢や特定の年齢域を想像し、優遇または排除を想像をさせる文言
そのため、「30代歓迎、シニア歓迎、若手歓迎、ミドル歓迎、中高年歓迎」などの表現は記載できなくなります。しかし、これらの表記は求職者にとっても良い判断材料になるため、安易に削除すると求人に影響を与えることになるでしょう。
対策としては、「歓迎」という言葉ではなく「活躍中」という記載に変え、事実を伝える表現にすることで、求人が非掲載されることを防ぐことができます。
ちなみに、「学生歓迎、高校生歓迎、高卒以上、学生不可」などの表現は、今のところ掲載が可能となっていますが、今後の動きに注視が必要です。
性別を制限する文言
同じように、性別の記載に対しても厳しくなっています。
「男性歓迎」「女性歓迎」のように、
性別を理由に排除することや、男女で異なる条件を提示する文言
これらの表現は、男女雇用機会均等法に抵触するとして避けられるようになりました。また「LGBT」などマイノリティの方々への配慮も強まっているため、差別的であると受け取られてしまいます。
パートなどでよくある「主婦」という表記は女性だけを指したものになり、性差別にもあたるので、「主婦(夫)歓迎」という形で、性別を限定しない表記にしなければいけません。
国籍・人種の制限
国籍を制限するような文言もNGワードの対象となります。
「外国人歓迎」「日本人歓迎」などのように、
国籍による雇用機会への差別を想像させる文言
国際的な風潮として、多様性を積極的に受け入れていこう、という傾向になっています。国籍や人種、思想や宗教、家柄や身体条件など、求職者に誤解を与えないような表記を心掛けることが必要です。
適切な表現としては、「英語が堪能に話せる方」「日本語で対応できる方」のように、国籍ではなく言語スキルなど、仕事に必要な能力の条件を具体的に提示するようにしましょう。
直接雇用での完全歩合制・転職回数
完全歩合制の文言も、新たにNGワードとして追加されました。
最低賃金を下回る完全歩合制は、法律によって禁止されています。Indeedでは、最低賃金を上回っているかどうかの判断がつかないため、完全歩合制で募集している求人は非掲載となります。
転職回数は採用側にとっては気になるものですが、Indeedは転職回数は業務能力に関係なく差別にあたる、と判断しているため、転職回数に触れた記載は削除しなければいけません。
タイトルに不要な記号や絵文字
「事務スタッフ★SNS投稿・データ入力などお任せ (^^)」など、記号や絵文字がタイトルに記載されている求人原稿はよくありがちです。ポップな文字や記号を入れることで、職場の雰囲気の良さや親近感を伝えるために、あえて記載している企業もあるでしょう。
しかし、Indeedは「タイトル=職種」を前提にしており、求職者は文字や記号で検索するわけではないので、記載は不要であると考えています。もしタイトルに職種以外の記号や絵文字が含まれているようであれば、削除する必要がります。
まとめ
全ての求職者に対して、差別なく公平な雇用機会の提供を目指しているIndeedは、今後も審査基準を強めていくと考えられます。
今回の記事で紹介した文言やNGワードを避け、Indeed前提のルールを守り、非掲載にならないように気をつけて原稿を作成しましょう。
タイトルにはシンプルな職種名を心がけ、ターゲット層を明確にし、的確なキーワードを含めるなどの改善を行い、非掲載にる機会損失を回避していきましょう。
オンサイトでは多数のIndeedの広告運用を通して、様々なノウハウを蓄えています。Indeedの広告運用を任せてみたい、とりあえず話だけでも聞いてみたいなど、運用に関してお困りの方はぜひオンサイトに問い合わせください!
CMO
最近まで営業をやってましたが、運営チームの立ち上げのため福岡に移住。
運営業務の自動化、システム化をエンジニアと協力して進めています。
趣味はランニング、スケボー、音楽。