【Amazon広告徹底解説!】Amazon広告の種類とそれぞれの強みを解説!
※この内容は2021年6月時点のものです※
皆さんこんにちは!オンサイトのCMO・唐松です。
弊社ではECショップの構築から販促、受注代行を請け負っており、その販促手法のひとつとしてAmazon広告の運用も専門のチームが行なっています。そんな弊社が運用の過程で培ったノウハウをまとめ、お届けする広告運用の基礎知識シリーズ。
今回はAmazon広告の超基本についてご紹介します。そもそもAmazon広告って何? どんな種類があるの? という素朴な疑問にお答えしていきます。
Amazon広告の強み
現在オンライン広告市場を寡占しているのは、GoogleとFacebookという2大広告プラットフォームです。ちなみに日本ではおなじみのYahoo!は、Googleのプラットフォームを利用しています。Amazon広告はそれらにまだまだ届きませんが、他の広告プラットフォームにはない特徴を備えています。
決定的な違い、それは、「Amazonを使うユーザーは買うものを探しにきている」ということです。Amazonで検索されることは、すでに買いたい商品が決まっていることが多いのです。商品に関する情報を探している段階で検索されることの多いGoogleとは、利用の目的が異なり、よりニーズが顕在化したユーザーが集まるプラットフォームと言えます。
Amazon広告の種類
Amazon広告には内部広告と外部広告という2種類に分かれています。内部広告は3種類に分かれており、まとめて「スポンサー広告」と呼ばれています。
内部広告 |
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スポンサープロダクト広告 |
スポンサーブランド広告 |
スポンサーディスプレイ広告 |
外部広告 |
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AmazonDSP |
動画広告、OTT動画広告 |
カスタム広告 etc… |
広告の運用方法にも寄りますが、スポンサープロダクト>スポンサーブランド>スポンサーディスプレイの順に広告の費用対効果が良くなる傾向にあります。
基本的な戦略としては、まず内部広告対策を十分に行うことが優先となります。そして内部対策をやり切った企業は、外部の市場を開拓していくために、外部広告へと手を広げていきます。今回はまず、内部広告について説明していきます。
それではAmazon広告がどのように表示されるのか、掲載場所や広告形態によって異なるAmazon広告を詳しく見ていきましょう。
スポンサープロダクト広告
スポンサープロダクト広告とは、検索結果の上位に表示され、購入者層に向けて配信する広告です。
ユーザーがAmazonで検索したキーワードと連動して、Amazonの検索結果や商品詳細ページに商品の広告を表示できます。個々の商品あるいはカテゴリー、ブランドを指定してすることもできます。広告をクリックするとその商品詳細ページにリンクします。
スポンサーブランド広告
スポンサーブランド広告とは、検索結果の上に表示され、検討者層に向けて配信する広告です。
ブランドロゴ、カスタマイズ可能な見出しとともに最大3つの商品をAmazonの検索結果に表示することができます。これを行うことで、ブランド自体や商品ラインナップの認知向上を図ることができます。広告をクリックするとAmazon内の専用ランディングページ、あるいは自社商品の検索ページなどにリンクします。
さらに、ここでは動画広告を出すことも可能です。表示される画面占有率が大きく、広告に魅力的な動画を表示することで、画像では表現しきれない商品の特徴を伝えやすく、ユーザーのエンゲージメントを獲得できるでしょう。
スポンサーディスプレイ広告
スポンサーディスプレイ広告とは、様々な場所に商品バナーを表示するディスプレイ型で、特定の商品を積極的に探しているユーザーの認知層を獲得することが基本的な広告です。
広告する商品と関連する「商品」を直接指定、または「興味関心」カテゴリーを指定して、「Amazon内のトップページ」「検索結果画面」「商品詳細ページ」「決済完了ページ」の4画面に広告の出稿が可能です。デスクトップの場合、上記に加え、ランキングページやレビューページへの出稿も可能です。
ここでは自社商品と類似した商品やカテゴリーに広告を表示する「商品ターゲティング」と、Amazon内の行動履歴から、特定の興味や関心を持っていると推移される方に向けて表示する「オーディエンス(興味・関心)」という2種類のターゲティングが利用できます。
Amazon広告の費用
Amazon広告はクリック課金型(CPC)です。表示された広告がユーザーにクリックされると課金されるシステムです。表示回数で費用がかかるわけではないので、一般的にインプレッション課金型(CPM)よりも高い費用対効果を見込めます。
Amazon広告の掲載費用相場は、1クリックあたり30~100円程度です。ただし、最低出稿料金などもなく自由に設定できますので、広告予算の範囲で1日の予算やクリック単価の上限を定めることが可能です。
ただ実際のクリック単価は、GoolgeやIndeedと同じく、オークション形式によって決定されるため、競合商品の動向を含めた市場環境の影響を大きく受けます。広告運用のポイントは、このクリック単価を適切に調整して、Amazonというプラットフォーム上で商品をいかに目立たせるかをコントロールすることです。この詳細については、いずれ別記事でご説明します。
まとめ
今回はAmazon広告の種類をご紹介しました。
まとまった費用がなくても必要に応じて利用ができ、同じクリック課金型を採用しているリスティング広告よりも、顕在層に対してリーチ出来るのがAmazon広告の特徴と言えます。
オンサイトでは日ごろのAmazon広告運用を通して、様々なノウハウを蓄えています。今回からはシリーズ化してCLIMBINGの記事にして共有していくのですが、ここでは伝えきれないことも多くあります。
運用に関してお困りの方はぜひオンサイトに問い合わせをいただければ、サイトの構築、運用までをサポートさせていただきます!
CMO
最近まで営業をやってましたが、運営チームの立ち上げのため福岡に移住。
運営業務の自動化、システム化をエンジニアと協力して進めています。
趣味はランニング、スケボー、音楽。