
儲からないネットショップの特徴6選!儲かる仕組みや商品も紹介
ネットショップは、創業1年目で3割、2年目で5割、10年以内に9.5割が廃業すると言われています。
つまり儲からないネットショップが大半です。
「思うように儲からずに悩んでいる」「ネットショップ運営を始める前に儲からない理由を知っておきたい」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、儲からないネットショップの特徴6つや儲かる仕組み、ネットショップで売れる商品の特徴5つについてまとめました。
EC運営代行会社の目線から、本音で解説します。
記事を最後までチェックすれば、失敗しないネットショップ運営の方法が明確になりますよ。
目次
儲からないネットショップの特徴6つ
以下のいずれかに当てはまるネットショップは、なかなか儲かりません。
- 集客ができていない
- AmazonSEOや楽天SEOができていない
- リピート率が低い
- 単価が低い
- 何かと不便
- 人的リソースが足りていない
それぞれ詳しく見てみましょう。
集客ができていない
集客は、ネットショップ運営の根幹です。
ネットショップに集まった見込み顧客のうち数%が、商品の購入へとつながります。つまりそもそもネットショップに集客できなければ、儲かりません。
また、ただ集客をすれば良いというわけではありません。「見込み顧客」の集客が大切です。
見込み顧客を集めるための施策には、以下のようなものがあります。
- SEO(検索エンジン)
- Web広告
- SNS
- Amazonや楽天への出店
「若年層向けのネットショップであればSNSと相性が良い」など、それぞれ向き不向きがあります。
そして各施策に、専門知識が必要です。なんとなくで施策を実行しても、費用・時間・労力が無駄になり、失敗に終わってしまいます。
AmazonSEOや楽天SEOができていない
自社のネットショップに加えて、Amazonや楽天といった大手ECサイトにも商品を出品する方が大半です。
ECサイトには、数多くの商品が並んでいます。そして顧客は、上の方に表示される商品から優先的に目を通します。
つまり「如何に自社商品をECサイト上部に表示させるか」が重要です。
そこで必要なのが、AmazonSEOや楽天SEOです。
SEOはSearch Engine Optimizationの頭文字を取った言葉で、日本語だと「検索エンジン最適化」を意味します。
要するに「検索エンジンを理解して自社商品を上部に表示させるための試み」です。
例えば以下は、簡単なAmazonSEO・楽天SEOの例です。
- ユーザーが検索しそうなキーワードを商品名に含める
- ユーザーがクリックしたくなりそうな魅力的な画像をメインに設定する
複数のECサイトに商品を出品しても、検索上位に表示されなければ儲かりません。
リピート率が低い
新規顧客の獲得には、リピーター獲得よりも5倍のコストがかかると言われています。
そして新規顧客獲得の難易度は、今後も上がり続けます。理由は以下の3つです。
- 人口減少
- ネットショップに参入する企業の増加
- 顧客ニーズの多様化
よってリピート率が低いネットショップは、いつまでも新規顧客の獲得にコストを費やすこととなり、なかなか儲かりません。
リピート率が高ければ、顧客獲得にかかるコストを抑えつつ、一定の売上を確保できます。
初めて利用するネットショップで、支払い情報を登録するのは面倒です。初めてだとサイトの使い勝手もよく分かりません。
一方、既存顧客は一度支払い情報を登録している場合がほとんどで、2回目以降の購入のハードルは大きく下がっています。
既存顧客に対して、バースデークーポンの送付や新商品の紹介といった顧客満足度を高めるための施策を行えば、リピート率を高められるでしょう。
単価が低い
単価が低いと、儲けは少なくなります。利益率が低くなりやすいからです。
つまり単価が低い商品ばかりを取り扱うネットショップは、あまり儲かりません。
ネットショップの運営にかかる労力は、商品の単価で決まるわけではありません。できるだけ単価の高い商品を販売することが、ネットショップを成功に導くコツです。
また単価が低い商品は、価格競争が激化しやすい点にも注意が必要です。
とはいえ、今さら商品ラインナップの大幅な変更は難しいでしょう。
そういった場合は「〇〇円以上の購入で送料無料」「この商品の購入者はこちらも購入しています」とまとめ買いや合わせ買いを促す施策がおすすめです。客単価アップにつながります。
何かと不便
顧客は、ストレスなく商品を購入したいと考えています。
例えば以下の要因から「不便なネットショップだな」と感じた見込み顧客は、競合他社の商品を購入したり、他のネットショップを利用したりするでしょう。
- 決済手段が少ない
- レビュー機能がない
- 商品が少ない
- 品切ればかり
使い勝手が悪いネットショップは、儲かりません。
余程の差別化ができていない限り、類似商品は存在します。そしてネットショップは、星の数ほど存在しています。
ちょっとした理由で、見込み顧客は競合他社に流れてしまうでしょう。
顧客の目線に立って、ネットショップの機能面で改善すべき点はないか、考えてみましょう。
人的リソースが足りていない
ネットショップの運営には、商品管理・顧客対応・マーケティングなど、さまざまな業務が発生します。
Web広告・AmazonSEO・リピート施策など、本記事で紹介した改善策を実行するには+αで労力がかかります。
人的リソースが足りないと、いつまで経ってもネットショップの規模を拡大できず、儲かりません。
それどころか在庫管理が行き届かずに欠品が発生したり、カスタマーサポートが遅れたりして、顧客の信頼を損ねてしまいます。
「最小限のリソースで最大限の成果を挙げたい」という気持ちも分かります。しかしネットショップ運営に取り組む上では、十分な人的リソースで臨むことが大切です。
人的リソースが足りないと悩む方は、以下の記事をチェックしてみてください。
関連記事:ECサイト運営が辛いのは仕事内容が多すぎるから!今すぐできる6つの解決策を紹介
ネットショップが儲かる仕組み
ネットショップの儲けは、以下の式で決まります。
訪問者数 × 購入率 × 顧客単価
上記3つの項目をバランスよく高めれば、利益は大きくなります。一方、1つでも弱点があると、なかなか儲かりません。
例えば、訪問者数と購入率が高くても、顧客単価が低すぎるとあまり儲かりません。
まずは自社の強みと弱みを把握しましょう。そして、弱点に対して施策を打ちましょう。
訪問者数・購入率・顧客単価のそれぞれの高め方については、以下記事で詳しく解説しています。
関連記事:ネットショップ軌道に乗るまでの流れや期間、軌道に乗せるための施策7つを紹介
ネットショップで儲かる(売れる)商品5つ
例えば、普段コンビニで買う商品を敢えてネットショップで買う方はなかなかいません。
ここではネットショップで売れやすい商品5つを紹介します。
- 重くて運びにくい商品
- 生活必需品
- 定期的に購入が必要な商品
- 対面では買いづらい商品
- 他では購入できない商品
必ずしもあなたのネットショップで販売できるとは限りませんが、取り扱う商品選びの参考にしてみてください。以下で詳しく紹介します。
重くて運びにくい商品
ネットショップで購入した商品は、玄関前まで配送されます。
よって家具家電や大容量の飲料など、重くて運びにくい商品はネットショップで売れる傾向にあります。
例えば、50インチのテレビを購入し、車に載せて帰るのは大変です。車によってはそもそも積み込めないでしょう。
1本2リットルの水を何本も抱えて、駅から自宅まで徒歩で帰るのも大変です。
またトイレットペーパーやティッシュのように、軽いがかさばって運びにくいものも、ネットショップでは売れやすいです。
生活必需品
洗剤のような生活必需品は、いずれ必ず使います。よって「家にストックしておこう」とまとめ買いされやすいです。
1つずつ購入して、なくなるたびに買いに行くのは面倒ですからね。そして店舗でまとめ買いをしようにも、一度に持って帰るのは大変です。
また、先ほど挙げたトイレットペーパーやティッシュは、生活必需品かつ運びにくい商品です。こういった商品は特にネットショップで購入される傾向にあります。
定期的に購入が必要な商品
サプリメントやコーヒー豆など、生活必需品ではないものの、定期的な購入が必要な商品もあります。
こういった商品は「1日に何錠ずつ飲む」など消費ペースが一定です。よって定期購入の仕組みを導入することで、リピーターを獲得できます。
今後は新規顧客も、リピーターの獲得が重要視されるようになっていきます。人口減少によるパイの減少や、競合の増加が原因です。
そのため、定期的に購入が必要な商品は、積極的に取り扱いたいところです。
例えば靴のネットショップの場合、購入から一定期間後に「買い換えはいかがですか?」とクーポンとともにメールを送る施策もあります。
対面では買いづらい商品
育毛剤やダイエット商品など、恥ずかしさから対面では購入しづらい商品も、ネットショップでは売れやすいです。
こういった商品には「本当に効果あるの?」といった不安が常に付き纏います。コンプレックスに関することなので、周りにもなかなか相談できません。
よって、商品レビューを充実させることが大切です。
また「周りに知られずに購入したい」と思っている方が大半なので「中身が分からないように梱包してお届けします」のような記載も大切です。
他では購入できない商品
オリジナルブランドや独自に仕入れた商品、入手が困難な輸入品など、他ではなかなか購入できない商品も、ネットショップで売れやすいです。
こういった商品は、他の選択肢が少なく、見込み顧客の購買動機も強いので、価格競争に巻き込まれにくい特徴があります。
ここまでネットショップで売れる商品の特徴を5つ紹介しました。
最後に紹介した「他では購入できない商品」+他4つのうちいずれかを満たす商品で、ネットショップを運営するのが理想です。
ネットショップが儲からないと悩む方にはEC運営代行がおすすめ
EC運営代行とは、専門知識と十分なリソースを兼ね備えた専門業者が、ネットショップやECサイトの運営を代行するサービスです。
ネットショップ運営を成功に導くには、専門知識と膨大なリソースが必要です。
例えば、Web広告運用やAmazon・楽天への出店には、それぞれ異なる専門知識が求められます。SNS運用やSEO記事の執筆には、膨大な時間と労力が欠かせません。
記事冒頭で「ネットショップは、創業1年目で3割、2年目で5割、10年以内に9.5割が廃業する」とお伝えしました。
ネットショップは、立ち上げがゴールではありません。立ち上げはスタート地点です。
「ネットショップが儲からない」「きちんとネットショップを運営できるか不安」とお悩みの方には、EC運営代行がおすすめです。
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まとめ
本記事では、儲からないネットショップの特徴6つや儲かる仕組み、ネットショップで売れる商品の特徴5つについて解説しました。
儲かるネットショップを作るには「訪問者数 × 購入率 × 顧客単価」が大切です。そしてこれら3つを高めるには、専門知識と膨大なリソースが欠かせません。
「ネットショップをなんとかしたい」「でも専門知識やリソースがない」とお悩みの方は、一度オンサイトにご相談ください。
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