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Slackの分報チャンネルをチームに導入するメリットまとめ

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こんにちは!オンサイトのエンジニア、Genki Takahashi です。
今回はエンジニアチームにて定番ビジネスチャットツール『Slack』に「分報チャンネル」を開設した経緯と成果についてお伝えしたいと思います。

分報とは?

1日の終わりに進捗や課題を共有するのが「日報」。
今完了したこと、今困っていること、今質問したいことをリアルタイムで書き込むのが「分報」。
終業時に1日1回の記入が(ほぼ)義務化しているのが「日報」。
分ごとに何回書いてもいいし、書く必要がないときは書かなくてもいいのが「分報」。

ざっとこんな風に理解しておけばOKかと思います。

なぜ分報?:エンジニアチームの課題

分報チャンネルの導入をエンジニアチームのリーダーに提案するにあたっては、次のような課題を解決する目的がありました。

■私個人目線での課題
 ・時間のかかる改修対応などの際、作業に没頭しすぎてチームに報連相できていないことがあった。
 ・会議などで離席している場合、連絡がつかないことがあった。
 ・1日1回の日報では、報連相すべきことに漏れが発生することがあった。

■リーダー目線での課題
 ・報連相がないため、フォローがしにくい。(コミュニケーションの不足)
 ・進捗や課題の共有が不充分だとトラブルや緊急時の対応が遅れる。

分報チャンネルの機能

新しくSlackに開設した分報チャンネルでは、チームメンバー全員が、
気づいたこと、詰まっていること(困っていること)、質問したいことなどを書き込む(つぶやく)ことを推奨しています。

導入にあたっては、

1. 1on1ミーティングで私からリーダーに分報チャンネル開設を提案
2. 社内システム担当者に分報チャンネル導入を依頼
3. 1カ月後に導入。

という手順を踏みました。

分報チャンネル導入の成果

以下は、実際に分報チャンネルを導入して3カ月が経過した時点での成果、メリット、注意点です。

■私の実感
・タイミングを考えずにいつでも報告できるようになった

・チャンネル参加者全員が書き込みを見てくれるのでサポートしてもらいやすくなった

・テンプレートをガチガチにすると書き込みづらくなってしまうので注意が必要
 
・メインチャンネルとの違いを明確にしておかないとどちらのチャンネルに書けば良いかわからなくなるので注意が必要


■リーダーの声
・導入当初は彼だけが書いていたが、今では全員が使うようになり、全体の状況が見えやすくなった

・相談しやすい環境ができあがり、チーム全体の問題解決速度が早まった

・今まで交流がなかったメンバー間でのコミュニケーションも増えた

・チャンネル内の「課題→解決」の流れをノウハウとしてストックしていき、活用できると更に良い

・今後リモートワークが更に増えることを想像すると全体進捗の見える化は非常に助かる

個人の課題(報連相がなかなかできなかった)を解決することが、チーム全体のパフォーマンスを向上させる効果にも繋がりました。

まとめ

分報チャンネルを取り入れたことで、チームに「報連相の意識が高まったこと」は非常に大きな成果です。また、分報チャンネルの導入はチーム開発に大きなメリットがあることがわかりました。

特に新メンバーが入った場合、話しやすい、相談しやすいチャンネルが活用されていることは大きな安心感になりそうです。

タイトルは「分報」ですが、分という時間を意識する必要はありません。分ごとにみんなが投稿したら追いきれなくなりますので!
質問したいことがあったり作業の区切りで進捗をつぶやく、声をかけ合うくらいのイメージで使うとちょうど良いかもしれません。

エンジニアはどうしてもひとりで黙々と作業をしがちです。
それは悪いことではありあません。しかし、コミュニケーションを積極的にとることによってチームとしてのアウトプットを最大化させることができると思います。
そのためのツールのひとつとして「分報チャンネル」を検討してみてはいかがでしょうか!!


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