【Amazon広告徹底解説!】推奨入札額を基準に考える広告運用の戦略
皆さんこんにちは!オンサイトのCMO・唐松です。
弊社ではECショップの構築から販促、受注代行を請け負っており、その販促手法のひとつとしてAmazon広告の運用も専門のチームが行なっています。そんな弊社が運用の過程で培ったノウハウをまとめ、お届けする広告運用の基礎知識シリーズ。
Amazon広告には、出稿する広告のターゲティングに対して、「推奨入札額」が表示されます。出稿者はこの入札額を目安に各広告の金額を設定できますが、推奨入札額はどのように決まっているのでしょうか?
今回は、この推奨入札額をどう捉え、広告運用に利用すればいいのか?という点についてご紹介します。
推奨入札額とは
Amazon広告を運用する上で、入札額をいくらに設定するのか、が非常に重要です。入札単価が高ければ、上位表示され表示回数もあがります。しかし、その分効率が悪化するリスクもあります。その入札額の参考値として、Amazonが提示してくれるのが「推奨入札額」です。
推奨入札額についてAmazonは、「最近表示された類似する広告の入札額に基づいて計算され」ていると説明されています。つまり推奨入札額は、出稿している広告対象商品やターゲットと類似した他の広告主の入札額をもとに、Amazonが算出した数値です。これは上位表示されるために必要な最低入札額、ということもできます。
他の広告主が設定している入札額の相場観が分かることで、初めて広告を出稿する側も入札額が決めやすくなり、他の広告主と差別化を図るための、強気な金額を設定する目安にもなります。
そして、この「推奨入札額」は毎日更新されます。
実際に広告管理画面では、推奨入札額と、その上下で範囲が表示されます。
推奨入札額をどう使うか?
Amazon広告は、KW(キーワード)や商品(ASIN)でユーザーをターゲティングして、そのターゲティング毎に入札額を設定します。
オンサイトでは、このターゲティングを、以下の2つに大きく分類しています。
1,指名系
「指名系」とは、例えば、商品名キーワードでターゲティングしている広告です。これは、いわゆる指名買いであり、この層に対する広告で重要なのは、「取りこぼしをしない」という点です。指名買いなので当然効率もよく、超強気な入札単価を「推奨入札額を無視」して設定します。
2,一般系
「一般系」とは、その商品が属するカテゴリや競合ををターゲティングした広告です。このターゲティングは、必ずしも効率が良いとは限りません。許容できるCPOやROASから逆算して、入札額を設定することになります。
ただし、CPOやROASの傾向を読み取るには、一定以上のデータ蓄積が必要になります。その一定以上のデータ蓄積ができるまでの期間、この推奨入札額に沿った入札を設定することで、適正値の把握までのスピードを上げることが可能になります。
まとめ
推奨入札額とは、Amazonが競合の入札状況などから算出した参考値であり、それは毎日更新されます。まずは、この推奨入札額を目安として入札し、実績に応じて入札額を調整するという運用が、基本形となります。
オンサイトでは日ごろのAmazon広告運用を通して、様々なノウハウを蓄えています。運用に関してお困りの方はぜひ問い合わせ下さい。サイトの構築、運用までをサポートさせていただきます!
CMO
最近まで営業をやってましたが、運営チームの立ち上げのため福岡に移住。
運営業務の自動化、システム化をエンジニアと協力して進めています。
趣味はランニング、スケボー、音楽。